あなたの冷え性の原因は?

体温と体調

からだの冷えは、アレルギーや自律神経失調を引き起こし、がんを誘発する恐れがあります。

36.5~37℃

最も健康的で免疫力が高い状態

36℃

少し体温が低下している。鳥肌を立てたり、筋肉を震わせてなんとか熱生産を増加しようとする。

35.5℃

長期間続くと排泄機能の低下や自律神経失調症、アレルギー症状が出るようになる。

35℃

癌細胞が最も増殖しやすい体温

34℃
おぼれたときに助かるかどうかの境目になる体温
33℃
冬山で遭難したときなどに幻覚症状が出てくる体温(凍死寸前)

体温が1℃低下すると・・・

  • 免疫力の低下(健康な人に比べて30%以上低下)
    かぜや色々な病気にかかりやすく、治りにくい。
  • 基礎代謝の低下(健康な人に比べて10%以上低下)
    1日200~500kcal代謝が低下し、1ヶ月で体重が1~2kg増える。
  • 体内酵素の働きが低下(健康な人に比べて50%以上低下)
    栄養の消化だけでなく、エネルギー生産力も低下する。
  • 自律神経失調の恐れ
  • 脳への血流量低下
  • 不妊症になりやすい
  • ガン発症リスクが高い
    深刻な問題として、35℃という体温をもっとも好むのがガン細胞です。ガン発症のリスクが高まってしまいます。
  • 花粉症を発症しやすい

冷え性の原因

エネルギー不足

  1. 偏った食生活
    体の基本となるたんぱく質・カルシウム・ビタミンC、カリウム・糖質・カロテン(ビタミンA)・脂質などの必要最低限の栄養バランスの摂取が悪くなり体を温めるエネルギーが不足が冷え性の原因と考えられます。
  2. 過度なダイエット
    美しくダイエットなるのは女性の永遠のテーマーであります。
    間違ったダイエット方法が冷え性の天敵です。必要最低限の栄養バランスを守らないダイエットは太りやすく、痩せにくい体質に変わりリバウンドの繰り返しなり最後には冷え性の原因になります。

貧血と低血圧

血液中の赤血球の中のヘモグロビンが不足していると、全身の組織や臓器が酸欠状態になって血液循環が悪くなり、手足の先端にまで血液が十分に行き届かないために冷え・疲れ・めまいの原因となります。

血行不良

  1. 服装による血行不良
    強く締め付けの服装やお肌の露出が多い服装が原因で血液の流れが悪くなりむくみ・冷え性の原因となります。
  2. 血液がドロドロ
    リンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まることで血液が汚れ、ドロドロになって細かい手、足の血管に血液が流れにくくなり、冷え性の原因となります。

低体温・隠れ(内蔵型)冷え性

一般的に「冷え性」はからだの表面の一部が冷たくなり、自覚しやすいのですが、「低体温」は体の内部の全体的な冷えで、自覚しにくいのが特徴です。
原因としては、ミネラル・ビタミンが不足して食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまいます。

加工精製食品により、脂肪・糖分の過剰摂取になる反面、ミネラル・ビタミンは不足しがちです。また無理なダイエットでも更にミネラル・ビタミンは不足してしまいます。
冷たい・甘い食べ物も体を冷やす原因になります。特に白砂糖の大量摂取には気をつけましょう。 

自律神経の乱れ

生活のリズムの乱れ、過度なストレス、環境の変化、女性ホルモンの影響などで交感神経、副交感神経の調整が上手く行かず、血行が悪くなり、冷え性の原因となります。

不妊冷え性

  • 女性
    血液のめぐりが悪くなると卵胞刺激ホルモンが分泌されにくくなり、排卵障害を引き起こし生殖機能を低下させ、不妊症の原因になっていることが非常に多いといわれます。体温を上げることで血液の循環が良くなり、臓器への血流が増えホルモンバラスが良くなります。
    からだの中の余分な水分が冷えのもとなので、血行や代謝をよくし、妊娠しやすい身体を作ることが不妊克服への早道です。
  • 男性
    冷え性、体温の低下が腎虚の原因になり、精子や生殖器の異常・精力減退・勃起障害などの症状が起こります。